地域の方から頼っていただける病院をめざして、全職員が日々奮闘しています。
理事長挨拶
新型コロナウィルス感染が2種から5種に緩和されて約1年となり、世の中も新しい時代に向けて変化しています。私たち、福田病院も新しい時代に向けて、新たな気持ちで進んで行きます。4月より、令和6年新年度の診療が始まります。福田病院も新体制にて、診療を行っていく事となりました。
当院の診療指針は、「地域医療の充実と患者様を中心としたチーム医療」です。
私たちが考えている地域医療は、その地域にあった診療体制です。大川市は、人口減少と少子高齢化が目立ち、特に75歳以上の高齢者の傷病数が増えて、救急車出勤回数が増加の一途を辿っています。現在、福田病院の主な患者様は、大多数が高齢者の方々です。この高齢者の方々が病に陥った場合、当院の役割として超急性期治療は担えなくても可能な範囲の救急期治療は担わざる得ない状況です。我々がやるべきことは、患者様の病態の増悪する兆候を見逃さず急性期治療を行い、必要であれば躊躇なく高次医療機関へ紹介転送し、高次急性期医療を終えて、これから必要な継続医療や機能回復にリハビリなどの提供、そして在宅復帰後の支援、また、施設入所が必要となった時には少しでも快適な生活の提供などが我々の使命と考えています。急性期、回復期、慢性期に三つの病棟が必要であり、介護施設との連携が必要かつ不可欠であると思っております。
また、地域の皆様に、安心できる医療・介護を提供出来るためには、患者様及びご家族様とのコミュニケーションを十分に行い、お互いを理解し、患者様にとって何が良いかを考え、それを実行して行くためには、医師、看護師、パラメディカル、事務がタッグを組み、「患者様を中心としたチーム医療」を行う事こそが、安心できる医療・介護と考えております。
私は、「福田病院をコンビニ病院」に例えてよく言います。「大川市は人口も少なく、大きな市ではありませんし、高齢者が多い市です。でもこんな小さな市でも生活するのにし易い市です」と言っていただけるような医療・介護の面で、福田病院が先頭に立って「質の向上。利便性の充実」を合言葉にして、皆で助け合って将来に向けて頑張って行きたいと思います。
患者様及びご家族様より、「福田病院は、コンビニみたいにいつでも受診出来るし、診療の質も高く、皆が明るく、家族みたいにいろんな事を気兼ねなく相談できる病院」と言って頂けるような病院になりたいと常に思っております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。